白鬚神社
2012年7月4日
白鬚神社(しらひげじんじゃ)に行ってきました。
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今までの磐座研究の場所は琵琶湖の東にありましたが、この神社は西側、それもかなり北の方にあります。
白鬚神社は近江国では最古の神社です。
西暦25年垂仁天皇(すいにんてんのう)の時代に、倭姫命(やまとひめのみこと)によって社殿を創建したのに始まります。
そして1603年、豊臣秀吉の妻と子の豊臣秀頼と淀殿によって本殿が設立されました。
琵琶湖と山に挟まれた白鬚神社の本殿の写真です。
この本殿から180度後ろを向いた写真です。
広島・安芸の宮島の厳島神社と同じように、琵琶湖の中に立っている鳥居。
鳥居の奥に見える島は沖島で、その奥には琵琶湖反対側の近江八幡市・長命寺のあたりになります。
ちなみに、この鳥居から見える朝日は有名で、某新聞社で日の出がキレイな場所ランク近畿地区1位になってました。
さて、今回は神社紹介だけの記事ではなく、この神社に磐座があるんです!!
本殿の奥に行くと階段があり、奥にも摂社があります。
3つ並んだ摂社のさらに奥に進みます。
2つ並んだ摂社のさらに奥に進みます。
奥宮が見えてきました。
その右側になにやら大きな岩があります。
近づいていきますと・・・・
なんと、巨大な磐座がありました。
見事なまでにキレイに三角に切り立っています。
後ろから見ると・・・・
柵がされ、しめ縄もされていて、白鬚神社でのこの岩の重要性を語っています。
神社の奥に1つだけある巨大な磐座、キレイに切り立った面がどこを向いているのかが気になりました。
右と左に向いた面、そして中央の矢印のようになっているのは地図のようになります。
上の赤丸が白鬚神社です。
左に向いている面は「比叡山・延暦寺」を向いています。
右に向いている面は「安土山」「鏡山」「太郎坊」を向いています。
白鬚神社の本殿、摂社、鳥居すべての向きはこの面と同じ向きになっています。
そして、中央の矢印はほぼ「三上山」を向いています。
これが何を意味するのかはまだわかりませんが、近江国最古の神社にも磐座があるというのは興味深い事実です。
(o゚▽゚)o
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