小林正観さんの近江高天原説-その2
小林正観さんはもう一つの観点から高天原が近江にあると言っています。
「私は磐座(いわくら)の研究家でもあるんですが。
きれいな三角山を日本では古来から神名備山(かんなびやま・神なびいてる山)というふうに呼んできました。
三角形のきれいな形をしている山は、湖東にはどのくらいだろう、30個ぐらいあるのかなあ、その30に全部登ったんです。
その全部の山に磐座があるんですよ。
60トン、70トンの岩を縦横に組みつんで、頂上をつくってるんです。
その磐座をつくって歩いた民族が存在するらしい。
全部の山に磐座がある。
まさに磐座の集積地です。
今のクレーンでも百トンの岩は持ち上がらないと言いますからね。
これがまず近江平野が高天原だっただろうという根拠の一つです。」
湖東平野の磐座を調べていくと、共通項があるのではないか。
その共通項を調べていくと、近江に高天原があったという証拠を見つけることが出来るのではないか。
その小林正観さんの提案を元に、実際に湖東の磐座を調べてみようということで、近江磐座研究会が発足されました。
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