白鬚神社

2012年07月22日

2012年7月4日
白鬚神社(しらひげじんじゃ)に行ってきました。

場所はこちら

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今までの磐座研究の場所は琵琶湖の東にありましたが、この神社は西側、それもかなり北の方にあります。

白鬚神社は近江国では最古の神社です。

西暦25年垂仁天皇(すいにんてんのう)の時代に、倭姫命(やまとひめのみこと)によって社殿を創建したのに始まります。

そして1603年、豊臣秀吉の妻と子の豊臣秀頼と淀殿によって本殿が設立されました。

琵琶湖と山に挟まれた白鬚神社の本殿の写真です。
白鬚神社

この本殿から180度後ろを向いた写真です。
白鬚神社

広島・安芸の宮島の厳島神社と同じように、琵琶湖の中に立っている鳥居。

鳥居の奥に見える島は沖島で、その奥には琵琶湖反対側の近江八幡市・長命寺のあたりになります。

ちなみに、この鳥居から見える朝日は有名で、某新聞社で日の出がキレイな場所ランク近畿地区1位になってました。
白鬚神社



さて、今回は神社紹介だけの記事ではなく、この神社に磐座があるんです!!

本殿の奥に行くと階段があり、奥にも摂社があります。
白鬚神社

3つ並んだ摂社のさらに奥に進みます。
白鬚神社

2つ並んだ摂社のさらに奥に進みます。
白鬚神社

奥宮が見えてきました。

その右側になにやら大きな岩があります。

近づいていきますと・・・・

白鬚神社

なんと、巨大な磐座がありました。

見事なまでにキレイに三角に切り立っています。
白鬚神社

後ろから見ると・・・・
白鬚神社

柵がされ、しめ縄もされていて、白鬚神社でのこの岩の重要性を語っています。


神社の奥に1つだけある巨大な磐座、キレイに切り立った面がどこを向いているのかが気になりました。
白鬚神社

右と左に向いた面、そして中央の矢印のようになっているのは地図のようになります。
白鬚神社

上の赤丸が白鬚神社です。

左に向いている面は「比叡山・延暦寺」を向いています。

右に向いている面は「安土山」「鏡山」「太郎坊」を向いています。
白鬚神社の本殿、摂社、鳥居すべての向きはこの面と同じ向きになっています。

そして、中央の矢印はほぼ「三上山」を向いています。


これが何を意味するのかはまだわかりませんが、近江国最古の神社にも磐座があるというのは興味深い事実です。
(o゚▽゚)o



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Posted by 近江磐座研究会 at 22:34│Comments(12)白鬚神社
この記事へのコメント
 やはりキャップストーンでしょうか?。
 ピラミッド的エネルギー装置が有ったのでしょうか?。
 琵琶湖は、どう見ても大地が東西に引き裂かれた形になってますから、この大地が引き裂かれる以前は湖東地区と地続きで、伊吹山や霊仙岳との関連も有るかも知れませんね。
Posted by それは at 2012年07月23日 03:29
それは さん、コメントありがとうございます。

素晴らしいご意見!!
琵琶湖は大地が東西に引き裂かれた形なんですね。

まだまだ勉強不足ですが、知っていることがあればまた教えてください☆
Posted by 近江磐座研究会近江磐座研究会 at 2012年07月23日 23:35
本家の歴史学問では、今の所は話題にもされないそうですが
ムーやなんかに掲載されてる説ですと、日本列島は東日本と西日本の島が合体して、その後に折れ曲がったとの説が有ります
その、折れ曲がった時代に大地が引き裂かれ、琵琶湖、伊勢湾、大阪湾などが出来たと考えるのが、対岸同士の地形を見れば自然な考えと思います
琵琶湖も、伊勢湾も、地形は対岸と対比してますよ
琵琶湖の場合、地盤が陥没する前が、山地だったのか盆地だったのかはわかりませんけど、東西に引き裂かれて陥没したのは、自然な考えだと思います
陥没したと考えれば、湖北に多い湖底遺跡の存在も、整合性が出ます
白鬚神社と関連させたら、例えば沖の白石
湖底から山のような地形の、石灰岩だそうですが
沖の白石は、ピラミッドだったと考えては?
それを考えたら、多芸島も類似型と考えても、おかしくありませんね
白石や多芸島や竹生島が聖地とされてるのも、そうした古代の記憶からとしたら
そうした考えから、白鬚神社や沖の白石などを調べたら、また新しい発見が出来るかもしれませんね
期待しております
Posted by 上の、それは です at 2012年07月30日 15:42
それは さん、コメントありがとうございます。

今まで山の磐座を調べてきましたが、また違った見解で新しい発見が出来そうです☆

詳しく書いていただきありがとうございます。
Posted by 近江磐座研究会近江磐座研究会 at 2012年08月02日 07:11
何気に地図見てまして

都から比叡山、伊吹山の鬼門ラインが有名ですが。

あくまで平面地図での延長ですが、位山から戸隠へ行きます。

その比叡から伊吹のラインが、沖の白石や多芸島の近くを通ってます。

また、白鬚神社から、白石と多芸島をラインにすると、磯山を通り、南宮山から各務原へ。

各務原は、古代に鏡を磨く職人族が居住してた地区の意味からだそうです。

各務原と岐阜市に手力雄神社があり、岐阜市の手力雄神社は朝廷が勧請し、各務原の手力雄神社は、戸隠神社からの勧請とのお話。

各務原の手力雄神社は、北方の山が御神体だそうなのと、境内には、やはり古墳と磐座が存在するそうです。

もしかすると、そうしたラインで、鏡を使った通信をしていたとか?。

あるいは、龍脈などのエネルギーを集めていたとか。

全く外れますが、白鬚神社、白石、多芸島を、奈良や京都にも存在するオリオンの三つ星として見るのも、また一つの考え方になると思います。

何等思いつきで、学問の参考にならない勝手な説ですが、何気に地図上ではそうなったので、書き込みしてみました。
Posted by それは at 2012年08月13日 08:29
付け足しです

磯山と南宮山の間は、息長古墳群。

息長氏は鉄工族とのお話で。

南宮神社は、鉄工の神様。

美濃赤坂山は鉄鉱石が産出されてました。

赤坂山虚空蔵仏のお寺は、西国と東国の鉄工族が、伊吹山地東西に分布する鉄鉱石を奪い合う激しい戦争をし、両軍共消耗疲弊して、最終的に和平の印しとして勧請されたとの説もあります。

アマテラス族とスサノオ族の戦争だったなんて説も聞いてますが、上記諸々は、あくまでそうした説が有るそうですってだけの意味にして書いておきます。

あくまで妄想に近いお話ですが、何か違う解釈のヒントにでもなりますでしょうか?。
Posted by それは at 2012年08月13日 08:48
それは さん、いろいろと情報を教えていただきまして、ありがとうございます。

アマテラス族とスサノオ族は確かに争いをしていたようですので、大いにヒントにまります。

いろいろとありがとうございます☆
Posted by 近江磐座研究会近江磐座研究会 at 2012年08月14日 09:40
レポートを拝見し投稿いたしました。白鬚神社について、磐座とおっしゃる神殿裏にある石塊は、あくまでも前座であり主体部は約400mの位置に存在しています。違う角度から考察なされれば磐座・磐境の存在理由が垣間見えると存じます。縄文時代が鍵かと?なお白鬚裏山(三尾山)は伊吹山・ク〇〇山と重要な位置関係にあります。まずはご参考まで。
Posted by ナカムラ at 2013年05月10日 19:25
ナカムラさん、コメントありがとうございます。

そうなんですね、主体部は別のところにあるんですね、知りませんでした。
また今度いったときは、是非山の上まで行ってみて、改めて見てみますね。

貴重な情報をありがとうございます(^^)
Posted by 近江磐座研究会近江磐座研究会 at 2013年05月10日 22:04
補足いたします。
白鬚神社裏の三尾山に所在する主体部は、直径約30m、往事には四角錘を呈していたと思われる崩落した花崗岩が多数残っています。
アクセスは、白鬚神社裏からの直行は不可能なので打下地区からの迂回するルートをとりますが、途中から道が跡絶えています。なお周辺は熊の生息区域ですので注意が必要です。ご一報頂ければご案内が可能です。
Posted by ナカムラ at 2013年05月11日 08:04
ナカムラさん、詳しく教えていただいてありがとうございます(^^)

もしよろしければ、ご案内お願いしたいです。
時期はまだ未定ですが、その時はよろしくお願いします。

ご連絡先はどうしたらよいでしょうか?
よければ、

tuiteru_so_wa_ka@yahoo.co.jp

にて教えてください。

ありがとうございます☆
Posted by 近江磐座研究会近江磐座研究会 at 2013年05月13日 21:56
初めまして、数年前から白髭神社の岩鞍が気になって高島の方にお尋ねしても皆さんご存知有りませんでした。
近くの日吉神社から行けると知りましたが、どなたか連れて行って下さる方はご存じないでしょうか?
またガイドさんがいないと山に入るのは危険でしょうか?
最近白髭神社に参拝する度、三角形の石から山の奥を眺めご縁いただけるように祈っています。近江磐座研究会の方が白髭神社の岩鞍に行かれたと知りお尋ねさせていただきました。
携帯しか使えませんが行ける方法有れば教えて下さい。
Posted by 和美 at 2020年10月23日 10:27
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